脅威に対する心構え

まぁセキュリティなんてものは、結局のところ自分にとって不都合な状況が生じないよう、先手を打って準備しておくもの、といえると思うのだが、これを実現するためには、不都合な状況がいったい何で、どのようにして起き、どうすれば防げるか、ということを理解していないといけない。そのためにはやっぱりフルディスクロージャが重要なんだな、と実感している今日この頃なのである。

知っている人もいるかもしれないが、実は今アレルギーによると思われる蕁麻疹という脅威に対してのセキュリティ(笑)を確保すべく努力している。
アレルギーだから、薬で抑えこむか、そもそものアレルゲンを取らないようにするかしかこの脅威から逃れるすべはない。が、アレルゲンが何か、皆目見当が付かなかった。たこ焼き食えばでる、でもよく耳にするタコのアレルギーは刺身食って平気だからない。牛肉の陶板焼き定食で出る。でも焼肉食ってもでない。ひたすらそんな感じで共通する食物が見当たらない。元々味の素を摂りすぎると頭痛がしてくる体質なのでこれかと思ったが、我が家の料理には使っていないのに蕁麻疹が出てくる場合があって辻褄があわない。夜出やすいのでビールかと思ったが、じゃぁ昼の弁当で出る場合の理由は?まさに謎が謎を呼ぶので、半分あきらめかけていた。
が、食べて出たときに口にしたものをよくよくを吟味していくと、どうやら鰹節もしくはそれから生成したものに反応しているっぽいのだ。この時点で、アレルゲンから遠ざかるのは結構難しいことが確認できる。春先の花粉症みたいなもので、日本食に限らず、日本人が作る食物のなにかしらに含まれているのだ。カールにすら含まれているようなのだ。とはいえ、まともに口にしなければどうやらダメージが最小ですむこともわかり、鰹節そのものや原材料に鰹もしくは魚介エキス、と書かれているものを除外すれば被害が最小限にとどまることが確認でき、現在これを証明している最中である。
今回の件では、分析の結果ある程度の条件が確認されたので対応が可能となりつつあり、食事後に「ちょっとかゆいかも。ま、それはムヒでおしまい」程度の被害ですむようになったのだが、それまでは「いかにもアレルギー起こしそうな食べ物は食べてないのに全身赤くはれ上がった。どうしてくれる」というのを散発的にやっていたのだ。そうでなくても「かゆくて赤い or ちょっと腫れているがたいしたことはない」レベル。そのたびに犯人探しをするが、どうしても結びつくような食物が思いつかなかった。
現在は本当に鰹節が犯人か、確かめるために食事と蕁麻疹の因果関係を再確認している最中で、おかげでとんでもない蕁麻疹の量に驚きかゆみに悶えなくてすむようになってきている。

ほら、情報がディスクローズされている状態って重要でしょ?