一般の韓国の人に同情するよなぁ

アメリカ史上最悪の銃乱射事件。個人の犯行としては世界最悪なんじゃないかと思うんだが、これが先進国で起きるという点においてやはりアメリカは特殊なのだな、と再認識。発展途上国においては、部族間の対立に端を発することが多い、血で血を洗うような抗争をよく耳にするが、個人犯行ってあまり聞かないような…それはおれの気のせいか。
不幸にして犯人に射殺された方々、体に心に傷を負ってしまった方々に対する哀悼の意を表したい。
ところで、自殺した犯人が韓国の人ということで、某巨大掲示板は想像通りの反応を示しているようだ。事件の全容は未だ解明されていないが、工科大学の英語科に所属*1というところから考えて、コミュニケーションの道具である英語に堪能ではなかった可能性があると思う。もし事実ならば、異国での生活は相当にストレスフルであったろう事も想像に難くない。それがいっきに爆発してしまったのかもしれないなぁ、などと一連の報道を見て考えてしまった。(追記。8歳から渡米、永住権を持っているとの事なので、英語に堪能ではなかったとは考えられないので取り消し線を入れた) 最近読んだアメリカ社会に関する本を見ると、高学歴を引っさげてアメリカに渡ったアジア系マイノリティがワーキングプアに成り下がってしまうという事例は結構あるようで、この事件ももしかしたら起こるべくして起こったんじゃないかと思ったりする。
まぁ、いずれ事件の背景は報道されるだろう。簡単に説明してくれればいいんだが、きっと根掘り葉掘りやるんだろうなぁ…>マスコミ。そこまでせんでよろしいがな。
かと思うと、長崎でも凶弾に倒れた人が出てしまった。暴力による言論統制は悪であるという論調は多いので*2脇においとくとして、個人的に一番気になるのは「任侠の世界で生きていたはずの気高き集団が単なるチンピラ集団になっちまった」という事。堅気に手を出すような行為はそろそろやめて欲しいですな。その程度の簡単な事が止められないで抗争とかしてんじゃねーよ、って感じ。
ともあれ、ひとりひとりの心がすさむほど、社会はすさんでいくってのは確かな事。自分の置かれた境遇にぶち切れてしまう前に深呼吸をする、ちょっとした余裕だけは忘れないでいたい。それをひとりひとりが忘れないでいる社会はきっと極楽だと思う。
(追記。〜を含む日記ってリンク経由で飛んできている人がいて、気分的にアレなので表現を修正。)

*1:工科大学にこんな科があること自体驚きだが

*2:そしてそれは当然のことなので